決算ノート
3988東証スタンダード総合情報サービス(システム開発)

2026年7月期 決算サマリー

サマリー

総合情報サービス事業を展開するSYSホールディングスの2026年7月期は、退職者増加や赤字プロジェクトによる 技術者稼働減少があったものの、M&Aによる新規連結子会社の増加や社会情報インフラ顧客からの受注が堅調に推移し、 売上高は前期比11.5%増の156億73百万円と過去最高を更新。下期の挽回もあり営業利益・経常利益・親会社株主に 帰属する当期純利益もいずれも過去最高益となった。通期予想は大幅増収増益、配当も増配を計画。

売上高

15,673百万円

+11.5%

営業利益

797百万円

+13.1%

経常利益

857百万円

+17.0%

親会社株主に帰属する当期純利益

548百万円

+29.5%

ハイライト

  • 退職が予想を上回ったことや赤字プロジェクトの影響で技術者稼働が減少したが、M&Aによる新規連結子会社の増加や社会情報インフラ顧客からの受注堅調により売上高は過去最高を更新
  • 第2四半期累計は赤字プロジェクトの影響等で営業利益が前年同期比10.0%減と伸び悩んだが、第3・4四半期(6か月間)は前年同期比37.1%増と挽回し通期では過去最高益を達成
  • 為替差益や助成金収入の増加により営業外収益が増加し、経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益も過去最高益
  • ソリューション別売上高はグローバル製造業ソリューション+12.0%、社会情報インフラ・ソリューション+11.6%、モバイル・ソリューション+2.6%といずれも増収
  • 通期業績予想は売上高+14.8%、営業利益+42.1%と大幅増収増益を計画。年間配当も前期の8.00円から9.00円への増配を予定

財政状態

総資産

8,182百万円

純資産

4,242百万円

自己資本比率

51.8%

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益
2027年7月期 通期予想18,000百万円+14.8%1,133百万円+42.1%1,119百万円+30.5%664百万円+21.2%

注目ポイント

技術者の稼働率という現場レベルでは苦戦が続いた一年だったが、それを補って余りある形でM&Aによる新規連結子会社の寄与と、金融・鉄道等の社会情報インフラ関連の底堅い受注が全体を押し上げた。特に第2四半期まで前年比マイナスだった営業利益が、下期にかけて37.1%増へと大きく挽回した点は、通期の数字だけでは見えない業績の谷から山への回復力を示している。生成AIの活用により従来SaaSに頼らずとも大規模なシステム開発が短納期で実現可能になるとの見立てのもと、大型化する案件を積極的に受注していく方針を掲げており、この戦略が中小SES専業他社との差別化にどこまでつながるか、来期以降の実績で見極めたい。

出典:株式会社SYSホールディングス「2026年7月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年9月14日開示)

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