442A東証グロースメディカルアパレル(医療用ウェア)
業績下方修正
2026年10月期 第3四半期 決算サマリー
サマリー
医療従事者向けウェア「白衣・スクラブ」等を手がけるクラシコの2026年10月期第3四半期累計は、 資本業務提携先への卸売(患者衣lifte)の新規導入買い控えや、中国での大型法人案件の受注後ろ倒しにより 売上高は前年同期比19.7%減の21億66百万円。同日、経営方針の転換と特別損失の計上を決定し、 通期業績予想を大幅に下方修正した。
売上高
2,166百万円
△19.7%営業損失赤字
△423百万円
前年同期は営業利益112百万円経常損失赤字
△429百万円
前年同期は経常利益99百万円四半期純損失赤字
△1,076百万円
前年同期は四半期純利益117百万円ハイライト
- 2025年11月から米国・カナダ・オーストラリア向け公式オンラインストアを開設し海外展開国を17の国と地域に拡大、楽天市場・Amazonにも公式ストアを開設
- 資本業務提携先の株式会社エランへの卸売取引(患者衣lifte)は、中東情勢に起因するインフレ・物価高騰を受けた医療機関の新規導入買い控えにより受注が前年同期を大きく下回る
- 中国では日中関係の悪化や景気減速を背景に医療機関の予算抑制・調達厳格化が進み、法人向け大型案件の受注成約が後ろ倒しとなり計画を大きく下回る
- 【重要】本日開催の取締役会で経営方針の転換を決定し、棚卸資産処分に伴う損失・固定資産減損損失等の特別損失を計上するとともに、通期業績予想を下方修正
財政状態
総資産
1,875百万円
純資産
750百万円
自己資本比率
39.9%
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業損失 | 経常損失 | 当期純損失 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年10月期 通期予想(下方修正) | 2,919百万円△19.6% | △552百万円 | △561百万円 | △1,201百万円 |
注目ポイント
2025年11月の東証グロース上場から1年足らずで大幅な業績下方修正と特別損失の計上(棚卸資産処分損、固定資産減損損失、事業構造改善費用446百万円等)に至った点は重く受け止める必要がある。海外展開国の拡大自体は進んでいるものの、主力の卸売取引(患者衣lifte)と中国の大型法人案件という当初の成長戦略の柱が、外部環境の変化(物価高騰・日中関係悪化)により計画を大きく下回った。今回の経営方針転換の具体的内容は同日公表の別紙「特別損失の計上及び業績予想の修正に関するお知らせ」に記載されており、次期以降の事業再構築の進捗を注視したい。