決算ノート
560ATOKYO PRO Market外食・食品小売フランチャイズ(メガフランチャイジー)・太陽光

2026年7月期 決算サマリー

サマリー

外食・食品小売のフランチャイズを展開するオカダコーポレーションの2026年7月期は、外食・小売事業とも堅調に推移し 売上高は前期比7.6%増の34億11百万円、営業利益は同16.2%増の80百万円。一方、特別損失の増加により親会社株主に帰属する 当期純利益は同54.6%減の12百万円にとどまった。2026年4月にTOKYO PRO Marketへ新規上場。自己資本比率は1.4%と低水準。

売上高

3,411百万円

+7.6%

営業利益

80百万円

+16.2%

経常利益

36百万円

+7.4%

親会社株主に帰属する当期純利益

12百万円

△54.6%

ハイライト

  • 2026年4月15日に東京証券取引所TOKYO PRO Marketへ新規上場。社会的信用の向上と経営基盤の強化が目的
  • 外食事業は4店舗閉店・3店舗譲渡・2店舗出店で売上高16億10百万円・セグメント利益1億19百万円、小売事業は出退店なしで売上高16億23百万円・同83百万円、太陽光事業は全発電所の通年稼働で売上高1億68百万円・同44百万円
  • 新規事業としてフィットネス事業(「FIT-EASY」ブランド)に参入(売上規模が僅少のため報告セグメントは「その他」に区分)。デジタル日報・新勤怠管理システムの本格導入で人件費コントロールも推進
  • 特別損失が固定資産除却損21百万円・売却損6百万円などで前期の約12百万円から約28百万円に増加し、営業増益にもかかわらず純利益は半減
  • 【要確認】自己資本比率は1.4%(前期末0.8%)、純資産は33百万円と極めて薄く、長期借入金・リース債務など有利子負債の比重が高い。前々期(2024年7月期)は債務超過だった。営業利益(80百万円)に対し支払利息が50百万円と負担が大きい
  • 2027年7月期は売上高△0.7%の微減ながら営業利益+56.6%、純利益+231.7%と大幅な利益改善を予想。配当は無配を継続

財政状態

総資産

2,403百万円

純資産

33百万円

自己資本比率

1.4%

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益
2027年7月期 通期予想3,388百万円△0.7%126百万円+56.6%61百万円+67.2%41百万円+231.7%

注目ポイント

外食・小売・太陽光の3本柱がいずれも利益を確保し、営業利益は増益となった。ただし財務面では、純資産が33百万円、自己資本比率が1.4%と資本の厚みがほとんどなく、営業利益80百万円に対して支払利息が50百万円かかる構造のため、わずかな業績のぶれが財務の安定性に直結しやすい。キャッシュ・フロー面では営業CFが158百万円の黒字で、借入金・社債・リース債務の返済(約3億5千万円)を、営業CFと新規借入(2億5千万円)でまかなっている。

来期は不採算店舗の整理と店舗オペレーションの効率化で営業利益+56.6%を見込むが、増益額は絶対値では小さく、達成できるかどうかは外食・小売の客単価や原材料・人件費の動向次第である。新規上場(TOKYO PRO Market)を機にフィットネス事業など新分野にも踏み出しており、事業ポートフォリオの拡大が収益の押し上げにつながるか注視したい。

出典:オカダコーポレーション株式会社「2026年7月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年9月14日開示)

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