決算ノート
9425東証グロースリユース携帯端末
継続企業の前提

2026年10月期 第3四半期 決算サマリー

サマリー

ReYuu Japanの2026年10月期第3四半期累計は、リユース携帯端末事業の販売台数急増(24.6万台、前年同期13.5万台)により 売上高は前年同期比56.1%増の66億73百万円となった。在庫構成適正化のための計画的な在庫整理の影響で営業損失・経常損失・ 純損失は続くものの、前年同期から赤字幅は縮小。継続的な営業損失計上を受け「継続企業の前提に関する重要事象等」の記載があるが、 会社側は重要な不確実性はないと結論づけている。

売上高

6,673百万円

+56.1%

営業損失赤字

△92百万円

前年同期△190百万円から縮小

経常損失赤字

△134百万円

前年同期△206百万円から縮小

四半期純損失赤字

△136百万円

前年同期△238百万円から縮小

ハイライト

  • 主力のリユース携帯端末事業で販売台数が246,374台(前年同期135,004台)と急増し大幅増収
  • 在庫構成の適正化を目的とした計画的な在庫整理を継続実施中で、これが営業損失計上の一因(一時的影響)
  • 第3四半期単独では蓄電池関連案件の権利をBirdman社へ譲渡し営業利益36百万円を計上、これも寄与し四半期営業利益39百万円で黒字転換
  • 2026年5月20日公表の新株予約権付社債発行プログラムに基づき第2回・第3回の転換社債型新株予約権付社債の発行を決議
  • 【新規】法人向けセキュリティのネクスト・セキュリティ社を2026年8月31日付で連結子会社化。修理・再生・店舗接点を持つ株式会社あいプロも株式譲渡契約を締結し2026年10月13日取得予定、リユースのバリューチェーン強化とクロスセルを狙う
  • 物流大手JoyLogistics(京東物流)の国内拠点でフィジカルAIロボットのPOCを実施、有償レンタルサービス化を検討
  • 暗号資産トレジャリー戦略を終了し保有暗号資産を全量売却。3Qに評価損5.2百万円、4Qに売却益5.2百万円を計上予定で通期の業績影響は軽微

財政状態

総資産

2,736百万円

純資産

1,477百万円

自己資本比率

53.6%

次期業績予想

決算期売上高営業損失経常損失当期純損失
2026年10月期 通期予想(修正なし)8,400百万円+134.2%△52百万円△105百万円△107百万円

注目ポイント

本決算短信には「継続企業の前提に関する重要事象等」の記載がある。2022年4月期以降、営業損失の計上が続いていることが理由だが、会社側はその損失には計画的な在庫整理による一時的な影響が含まれるとしたうえで、「継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められない」と結論づけている。販売台数の急増と第3四半期単独での黒字転換は明るい材料だが、営業損益の趨勢そのものはなお注視が必要な段階にある。

決算説明資料からは、短信だけでは分からない補足情報も開示されている。第3四半期単独の黒字転換39百万円のうち36百万円は蓄電池関連案件の権利をBirdman社へ譲渡した一時的な利益であり、本業のリユース事業単体の収益力改善はまだ道半ばである点には注意したい。一方で、法人向けセキュリティのネクスト・セキュリティ社の連結子会社化と、修理・再生機能を持つ株式会社あいプロの取得予定は、リユースのバリューチェーン(調達・修理・再生・販売)を一体化する明確な成長戦略として評価できる。また、物流大手JoyLogistics(京東物流)とのフィジカルAIロボットのPOCなど新領域の検証も進めており、リユース事業の在庫整理という守りの局面から、M&A・新規事業という攻めの局面への転換を図っている。

出典:ReYuu Japan株式会社「2026年10月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)/同 決算説明資料」(2026年9月14日開示)

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